ブタクサ、ヨモギなどが原因の秋の花粉アレルギーについてわかりやすく解説

花粉症は赤ちゃんでも発症することがあり、小さな子どもにとっても辛いアレルギーです。
花粉が体内に入ると、からだがそれを異物と認識し、排除しようとします。そのときに起こる過剰な反応が花粉症で、くしゃみや鼻水、目のかゆみや涙目などの症状が出現します。夏の終わりから秋口にかけて花粉症状があらわれた場合は、秋の植物が原因の可能性が…。
この記事では、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどが原因の秋の花粉症についてわかりやすく解説します。
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花粉症を引き起こす主なキク科・アサ科植物
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど
キク科のブタクサ・ヨモギ、アサ科のカナムグラは、8〜10月頃に飛散します。キク科・アサ科植物が生息する場所
- 河川敷
- 手入れのされていない広場
- 野原 など
花粉カレンダー
※環境省「花粉症環境保健マニュアル 2022(令和4年3月改訂)」より
花粉が付きやすい服の素材は?
素材の中で最も花粉が付きやすい素材はウールです。花粉症を予防するためには、マスクや眼鏡で花粉を防ぐほか、服装にも気をつけるといいでしょう。外から帰った時は、玄関先で衣服に付いた花粉を素早く落とすなどして、室内に持ち込まないことも大切です。
素材による花粉付着率 素材 付着花粉率 ウール 980 化繊 180 絹 150 綿 100 ※環境省「花粉症環境保健マニュアル2022(令和4年3月改訂)」より あわせて読みたい- 感染症カレンダー【秋】
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参考文献
https://www.env.go.jp/content/000194676.pdf(最終閲覧:2025/08/14)
https://www.env.go.jp/content/900406385.pdf(最終閲覧:2025/08/14)
https://www.jcfa.gr.jp/about_kasen/katsuyaku/18.html(最終閲覧:2025/08/14)
※子どもの体調不良や症状が現れた際には決して自己判断をせず、かかりつけの医師にご相談ください。