子どもの花粉症のサムネイル

子どもの花粉症、くしゃみや鼻水などの主症状の解説と対処法をご紹介します

子どものくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の充血、目のかゆみ。そんな症状がみられたら、もしかすると花粉症かもしれません。今回は子どもの花粉症についてご紹介します。

2022.05.17
(インスタグラム投稿日:2021.03.23)
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子どもの花粉症、その症状は?

近年、花粉症の子どもが増加しています。
5~9歳までのスギ花粉症は、2008年の調査で約13%だったのに対し、今では約30%に増えたという結果もあります。

小さな子どもは自分で症状を上手に伝えられません。以下の症状が見られる場合は花粉症を疑い、かかりつけの小児科やアレルギー専門病院に相談してみましょう。

花粉症の症状が出ている子どものイラスト画像
    花粉症による主な症状
  • 鼻づまり、くしゃみ
  • 鼻づまりによるいびきや咳
  • 鼻や口のまわりをしかめる
  • 鼻や目をこすって皮膚が赤くなる
  • 口呼吸になる
  • 目の充血、目のかゆみ
  • 目のまわりのむくみ
  • まばたきが多くなる

子どもの場合、中耳炎や副鼻腔炎などを併発することもあるので注意しましょう。

花粉症対策のセルフケア

花粉対策にはマスクやメガネも有効ですが、小さな子どもは着用し続けることが難しいものです。
花粉を家の中に入れないよう、できる限り除去・回避していきましょう。

マスクとメガネのイラスト画像
今日からできるセルフケア
  • 外から帰ったら、玄関に入る前に花粉を払い落とす
  • ※バッグやおもちゃについた花粉にも注意しましょう。

  • 家に入ったら、うがい・洗顔・鼻かみの3セットを実施
  • 鼻かみの練習をして、鼻をかむ習慣を身に着けさせる
  • 爪を短くして手を清潔に保ち、目や鼻をなるべくこすらせないようにする
  • 洗濯物への付着を防ぐため、衣類や寝具を外に干さない
  • こまめに掃除をする
  • 家から花粉を除去するセルフケア、服の花粉を払う、部屋干し、掃除のイラスト画像

    花粉は床にたまりやすく、小さな子どもは舞い上がった花粉を吸いこみやすいので、注意しましょう。空気清浄機の使用もおすすめです。

    花粉症の治療法

    花粉症には、薬物療法やアレルゲン免疫療法などの治療法があります。

    薬物療法

    飲み薬や目薬、点鼻薬などの対症療法です。かかりつけの小児科やアレルギー専門病院で処方してもらい、医師の指示に従って使用しましょう。

    花粉症の目薬や点鼻薬のイラスト画像
    アレルゲン免疫療法

    5歳以上の子どもから可能な『舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)』があります。
    舌下免疫療法は、原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させてアレルギー反応を弱めていく治療法で、花粉症の根治または症状の改善が期待されています。
    舌下免疫療法は保険診療ですが、治療期間は数年にわたります。詳細はかかりつけの小児科やアレルギー専門病院でご確認ください。

    アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)を受ける子どものイラスト画像
    ※本記事は保健師監修のもとこそだてDAYS編集部が制作しています。
    ※記載内容については、作成時の情報に基づく一般的な見解として作成しています。全ての情報の正確性・適法性を保証するものではありませんのでご了承ください。
    ※子どもの体調不良や症状が現れた際には決して自己判断をせず、かかりつけの医師に相談しましょう。
    5歳~9歳の子のうち、スギ花粉症の子は全体の約30%いるのだとか。
    もしかして花粉症?と思ったら、花粉を寄せ付けないセルフケアを試しながら、かかりつけの小児科やアレルギー専門病院に早めに相談するようにしてくださいね。
    (こそだてDAYSママスタッフ)
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