避難時に持ち出す防災リュックのサムネイル

緊急避難に持ち出したいグッズは?子連れ防災リュックの中身をご紹介します

台風や大雨などの災害で、「避難指示」が発令される機会も増えてきました。緊急の避難時に持ち出せるよう、防災リュックを準備しておきましょう。今回は、避難所への移動と避難所で1~2日を過ごす場合に、子どもがいるご家庭に必要な防災グッズのリストをご紹介します。

2022.09.27
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避難時に持ち出す防災グッズリスト

防災リュックは”一人につき1つ”準備しましょう。

防災リュックを一人一つずつ背負っている親子のイラスト

「力のあるパパは水と食料、赤ちゃんを抱っこするママは軽めの着替えや医薬品を持って…」なんて家族で分担するのは間違い!!避難をするのは非常時です。万が一はぐれてしまったら、ママと赤ちゃんは食料がなく、パパは怪我の手当てができません。もしもの時に困らないよう、自分に必要なものは自分で持ちます。

子どもを抱っこして避難をする場合は、親の防災リュックに子どもの分を一緒に準備しましょう。避難時に女性が持てる重さは、子どもも含めて10キロが目安です。

緊急避難時に持てる荷物の重さは子どもも含めて女性で10㎏を表すイラスト

避難時に持ち出す防災グッズリスト

避難時の持ち出しでは、ヘッドライトや軍手など身に着けられるものは身に着け、最後に防災リュックを背負いましょう。1~2日分を準備します。

非常食
  • 飲料水(大人1人1.5L程度。500ml×3本)
  • 食べ慣れたお菓子
  • 粉/液体ミルク+哺乳瓶(粉ミルクはキューブタイプが便利)
  • 離乳食(レトルトなど)

※子連れの時にプラスする…

非常食のアルファ米、キューブ型の粉ミルクのイラスト

通常、飲料水は大人で1人1日3Lですが、持ち運びの観点から半分が推奨されています。持ち運べる量に限界があるため、非常食は軽くて高カロリーの物がおすすめ。液体ミルクは未開封なら半年ほど保存が可能なため、赤ちゃんの月齢に合わせて用意しておくと安心です。

通信・情報
  • ペン、メモ用紙
  • 携帯ラジオ
  • スマホ充電器
  • 充電ケーブル、電源タップ
  • イヤホン
  • 電池(必要に応じて)
電池式充電機のイラスト

避難所では、コンセントの数に限りがあり、すぐに充電ができない可能性があります。スマホの充電器は、乾電池でも充電できるもの+乾電池があると安心。

衛生用品
  • マスク
  • タオル
  • 流せるティッシュ
  • ウェットティッシュ
  • 生理用品、おりものシート
  • 着替え(下着含む1セット)
  • 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬)
  • レジャーシート(2畳分)
  • 携帯用トイレ(大人1人、1日4-6回)
  • 使い捨てのフォーク、スプーン、箸
  • トイレットペーパー(1ロール)
  • 中身の見えないゴミ袋
  • 歯みがきシート
  • おむつ(2日分)
  • おしりふき(1パック~)
  • 消臭袋
  • ガーゼ

※子連れの時にプラスする…

生理用ナプキンのイラスト

おりものシートは、下着が変えられないときにも使えます。

保護用品
  • 雨具(レインコート)
  • 毛抜き(ピンセット代わり)
  • ブランケット、防災用アルミシート
  • 使い捨てカイロ
安全用品
  • ヘルメット・防災頭巾
  • 懐中電灯・ヘッドライト・ネックライト
  • ハザードマップ
  • ホイッスル
  • ポリ袋(大中小サイズがあると◎)
  • マッチ、ライター
  • 軍手
  • ロープ(7m以上)
  • 万能ナイフ(缶切り、栓抜き)
  • 家族の写真
  • スティックライト
    ※ライブなどで使うライト。防災では折ると発光タイプがおすすめ。

避難時、大人は両手が空けられるヘッドライト、歩ける子どもにはネックライトをつけるのがおすすめ。

ヘッドライトを付けている父親とネックライトをつけている子どもが避難をしているイラスト

ヘルメットは防災用でなく、自転車用などでもOK! 家族がそれぞれの場所から避難所に移動する場合や避難者が多い場所では、写真があると家族を探すときに便利です。

家族写真のイラスト
貴重品
  • 現金(公衆電話の利用を想定して10円玉を多めに)
  • 通帳・印鑑(通帳はコピーなら表紙など、口座番号がわかるページ)
  • 身分証明書:コピー
  • 健康保険証:コピー
  • お薬手帳:コピー
  • 母子手帳:コピー(「出産の状態」「乳幼児発育曲線」「予防接種の記録」のページ)
千円札と小銭のイラスト
子ども用品
  • 授乳用ケープ
  • 音の出ない軽いおもちゃや絵本(精神安定グッズ)
  • 抱っこ紐・おんぶ紐

※子連れの時にプラスする…

絵本のイラスト

普段は1人で歩いている子どもでも、まだ抱っこやおんぶができる年齢なら、抱っこ紐などがあると便利です。避難時に使うことはもちろん、避難所で子どもが不安な時や人が多い場合、はぐれないために使うこともできます。

防災グッズをイチから自分で準備するのは大変!という場合は、市販の防災リュックを購入し、必要なものを足していくのも良いでしょう。基本的なグッズは一通り入っています。またリュックに撥水加工や反射素材が使われているものが多いため、暗い中や天候の悪い中での避難にも配慮されています。

地震対策30点避難セット 防災グッズ
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子どもの防災リュックは就学時期を目安に準備!

ランドセルを自分で背負うようになる就学時期には、子ども専用の防災リュックを準備しておきましょう。

リュックを背負っている子どものイラスト

未就学の子どもでも荷物を背負って運べるようなら、水や食料を最優先にタオルや着替えなど避難に支障が出ない重さを考えて準備します。万が一子どもとはぐれたときを考え、命を守るために必要なものから防災リュックに入れましょう。子どものリュックに入りきらない分は、親のリュックに入れます。

いまは子ども用の防災リュックもありますので、セットになっているものを購入するのも良いでしょう。



※本記事は内閣府や防災庁のHPを参考にこそだてDAYS編集部が制作しています。
年々、自然災害が増加傾向にあります。使う機会がないのが一番ですが、万が一のときに自分や子どもの命を守るためにも、防災リュックを準備しておきたいですね。
(こそだてDAYSママスタッフ)
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