【胃腸炎】④胃腸炎の子に与える飲みもの・食べもの
秋冬になるとノロウイルスやロタウイルスなどの感染性胃腸炎が流行します。
子どもが発症しても家族への感染を最小限にするためのポイントを押さえておきましょう。今回は「胃腸炎の子に与える飲みもの・食べもの」をご紹介します。
2022.05.17
(インスタグラム投稿日:2020.09.26)
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正しい対応を教えて!胃腸炎の時の飲みもの・食べもの
■胃腸炎の子どもに水分をとらせるタイミングは?与えてもよい飲みものや食べものは?
水分補給は、吐き気がおさまってからにしましょう。
嘔吐した直後は飲んだり食べたりさせず、胃腸を休ませてあげてください。
脱水症状が心配になりますが、いきなり飲ませると嘔吐を引き起こしてしまいます。1時間後くらいを目安に、吐き気がおさまったのを確認してから、できれば経口補水液(OS-1、アクアライトORS、アクアソリタ等)などの水分を少量ずつ飲ませて、様子を見てくださいね。
経口補水液の与え方
経口補水液は、1回5㏄(スプーン1杯程度)の量を、10~15分間隔で飲ませるところからスタートします。
少量ずつ、頻繁に与えるのがポイントです。授乳中の乳児の場合は、授乳を1回5分くらいまでとし、1~2時間ごとに少量ずつを頻回に飲ませるようにしましょう。
- 子どもの感染性胃腸炎は、脱水がひどくなり、入院治療が必要になる場合もあります。
少量頻回に水分を与えても嘔吐が続く場合や、水分が取れない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。固形の食事はいつから?
食べものは、水分をある程度飲んでも吐かなくなってからはじめましょう。
お粥やうらごし野菜、うらごし果物といった、消化のよい食べものを少量からスタートし、少しずつ元の食事に戻していきます。-
オレンジジュースのようなかんきつ類は、腸の動きを活発にするので与えないようにしましょう。
※本記事は保健師監修のもと編集スタッフが制作しています。
※記載内容については、作成時の情報に基づく一般的な見解として作成しています。全ての情報の正確性・適法性を保障するものではありませんのでご了承ください。
※子どもの体調不良や症状が現れた際には決して自己判断をせず、かかりつけの医師に相談しましょう。
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けれど、いきなりたくさん与えると逆効果の場合もあります。落ち着いて対応しましょう。脱水症状がひどい場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。