プール熱の症状

プール熱（咽頭結膜熱）は以下ような症状があらわれます。

これらの症状が3～5日間ほど続くことが多いようです。

プール熱の感染が多くみられる年齢

プール熱は子どもの感染が多く、国立感染症研究所によると、罹患年齢は5歳以下が全体の6割を占めているといわれています。

プール熱の流行時期

プール熱は通常、6月頃から徐々に流行しはじめ、7〜8月にピークがみられます。

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プール熱は何度もかかる？

プール熱はアデノウイルスという病原体が原因で引き起こされる感染症ですが、アデノウイルスには複数の型（種類）があります。そのため、一度プール熱になったとしても、別の型に感染して再び発症してしまうことがあります。

プール熱に感染したら？

プール熱の潜伏期は5〜7日で、発症後は高熱が比較的長く続くことがあります（5日前後）。特別な治療法はなく、対症療法が中心で、ほとんどの場合は自然に治ります。

食事は柔らかく薄味にし、水分補給を心がけましょう。また、吐き気、頭痛の強いときや、咳が激しいときは早めに医療機関を受診しましょう。

プール熱で保育園や幼稚園を休む期間は？

プール熱（咽頭結膜熱）と診断された場合、保育園や幼稚園は出席停止となります（学校保健安全法第19条）。そして、登園できる目安は「発熱、充血等の主な症状が消失した後2日を経過していること」です。（ただし、病状により伝染の恐れがないと医師において認められたときは、この限りではありません。）

また、プール熱に感染すると、医師が記載した登園許可証などを求められるケースもあります。園によって方針が異なりますので、事前に確認するようにしましょう。

プール熱にかからないための対策や予防法は？

プール熱という名の通り、プールでの接触やタオルの共用により感染することが多い病気です。感染力がとても強く、咳やくしゃみなどによる飛沫感染、目やになどによる感染、手指を介した接触感染によって広がります。

プールからあがったときは、シャワーを浴び、うがいをしましょう。タオルは個別にし、流水と石けんで十分に手を洗いましょう。

また、幼い赤ちゃんの場合、おむつなどの交換後に手指を介して感染しやすくなります。そのため、おむつの取扱いには十分に注意して、子どもも保護者も、おむつ交換後の流水・石けんによる手洗いは必ず行うようにしましょう。

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