ママのイライラや疲労感の原因は貧血かも!鉄欠乏性貧血の原因を徹底解説
倦怠感や疲労感、頭痛、イライラ…。そんな症状に悩まされていませんか?「子どもの夜泣きで睡眠不足だから」「ワンオペ育児で忙しいから」、もちろん、それらもママの不調の原因。ですが、もしかすると鉄分不足による貧血(鉄欠乏性貧血)も影響しているかもしれません。 今回は多くの女性の悩みである貧血の原因や症状、産後うつやPMS(月経前症候群)との関連についてもご紹介します。
-
まずは貧血度をチェック
毎日の育児や家事に奮闘中のママさん。こんな症状、ありませんか?
ママの体調セルフチェック
- 体がだるい、疲れやすい
- 寝ても疲れが取れない
- めまい、立ちくらみがよく起こる
- 頭痛や肩こりがある
- 肌荒れしやすい
- 手足が冷える
- むくみやすい
- 動悸、息切れしやすい
- イライラすることが多い
- 爪が薄い、割れやすい
- 口角炎、口内炎ができやすい
- 氷を大量に食べてしまう
これらのチェックが多ければ多いほど、鉄分不足による貧血(鉄欠乏性貧血)の可能性が大!
詳しく見ていきましょう。貧血(鉄欠乏性貧血)って?
子育て中はママが自分のための時間が取れず、睡眠不足やスキンケア不足によって体調不良や肌トラブルが起きがちです。でも、ママの不調は、貧血(鉄欠乏性貧血)が原因なことも多いと知っていますか?
鉄分が不足すると…
皆さんご存知の通り、貧血は鉄分不足によって起こります。
血液中の赤血球に含まれる鉄はヘモグロビンの材料です。ヘモグロビンの役割り
ヘモグロビンは、酸素を体中に運ぶ働きをしています。
鉄分不足と不調の関係
鉄が不足する
↓
ヘモグロビンの量が減る
↓
体に十分な酸素が行き渡らない
↓
体が酸欠状態(貧血)になる
↓
さまざまな不調が現れる貧血といえばめまいや立ちくらみが代表的な症状ですが、慢性的な不調でイライラなども起こりやすくなるのです。
貧血は産後うつやPMSの原因にも!?
女性は月経で鉄分が失われるため、月経のある20代〜40代の女性の約65%が「貧血(鉄欠乏性)」もしくは「かくれ貧血」といわれています。
妊娠と出産…ママの鉄分はこうして失われる
妊娠中は赤ちゃんの細胞作りにたくさんの鉄分を使います。そのため、妊婦健診で初めて貧血と診断された方も多いかもしれません。
そして、出産から育児中にかけても、分娩中の出血、赤ちゃんへの授乳などで、月経が再開していないママの体からも多くの鉄分が失われます。貧血と産後うつの関係
産後に貧血だった女性は、貧血でなかった女性と比べて、産後うつになるリスクが1.63倍に増えるとの調査があります。
貧血とPMS(月経前症候群)の関係
貧血による体の不調は、PMSの症状とよく似ています。
鉄が十分に摂れているとPMSの発症が抑えられるという研究結果もあり、貧血とPMSには何らかの関係があるとも考えられています。まとめ
貧血症状を放っておいた結果、家事や育児がままならずイライラしたり、パパや子どもにきつく当たってしまったりして自己嫌悪…。このような負のスパイラルに陥りやすいもの。
妊娠・出産、そして育児中のママにとって、鉄分がいかに重要かご理解いただけたのではないでしょうか。ぜひ早めに対処して、不調を取り除きましょう。
- 「どうにもできないPMS」
- イヤイヤ期+ワンオペ育児+月経前症候群…