イヤイヤ期の子どもにもうお手上げ!効果的な対処法や具体例6選をご紹介します
イヤイヤ期とは、子どもに自我が芽生え、自分の欲求を相手にぶつけるようになる時期のこと。1歳半~2歳半頃にかけてみられる場合が多く、「魔の2歳」とも言われます。かわいいわが子であっても、激しいイヤイヤは手に負えなくなることも多いもの。今回はイヤイヤ期の子どもへの対処法や、具体的な対応例をご紹介します。
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イヤイヤ期って何?なぜイヤイヤするの?
イヤイヤ期は、子どもに何を言っても「イヤ」「ヤダ」などの否定から入る時期で、一般的には1歳半~2歳半頃に多くみられます。
イヤイヤ期の子どもの特徴と行動
- 自分の思い通りにいかないと泣き喚く
- 床に寝転がってバタバタ暴れる
- 人を叩いたり物を投げたりする
- ご飯を食べない
- 着替えをしない
- 自分で歩かない
今までできていたことを、ある日突然やらなくなったりもします。
なぜイヤイヤするのか、それは子どもに自我が芽生えたからといわれています。赤ちゃんの頃から意欲が成長し、「これは違う」「これは好き」といった感情が現れます。ただ、それを適切に伝えるための言葉や行動がうまくできず、それが“イヤイヤ”となって表れてきます。
イヤイヤ期の具体的な対応6選
ママやパパは子どものイヤイヤ期とどう向き合えばよいか、その心構えと対処法を6つご紹介します。
一気にすべてを実践するのではなく、子どもの様子を見ながらひとつずつ試してみてくださいね。① 子どもに共感してみる
イヤイヤ期は、自分の意思をうまく表現できないことがもどかしく、子ども自身も困っています。
イヤという言葉の裏にはその子なりの理由があるので、大人はまず冷静になり、子どもに「共感」し、「受け入れる」姿勢を見せてみましょう。すると「自分の主張を受け止めてくれた」と満足感・安心感を得て、次第に気持ちも落ち着いていくはずです。②言葉のかけ方を工夫する
イヤイヤ中の子どもへの声かけに気を付けてみましょう。
「いいから早く寝なさい」や「遅くまで起きてるとお化けが出るよ」などの言葉ではなく、「もっと遊びたいんだね。でもそろそろ寝ないと明日遊べなくなっちゃうよ?」など、共感しながら伝えてみてください。また、「テレビの時間は終わりだけど、絵本を読むのならいいよ」などの代わりになることや、「今はできないから、明日起きたらやろうね」と先の展望を伝えるのもおすすめです。③自分で選択させてみる
何もかも子どもの自由にさせるのは難しいですが、可能な範囲で子どもに決定権を持たせるのもいいでしょう。
「朝ごはんのパンは焼く?焼かない?」「靴下は車と電車、どっちがいい?」などの質問をして、子どもに“自分で決めた”と感じてもらえるとスムーズに行くこともあります。
子どもがどれを選んでもママが困らない選択肢を用意することがポイントです。④親が先回りしすぎない
子どもにイヤイヤ期がやってきたと感じたら、大人は子どもの行動に先回りしすぎないようにしましょう。
例えば、蛇口の水を出す、ドアを開ける、トイレを流す等、いつもの癖で大人がやってあげがちなことも、まずは子どもに「自分でやる?」と確認を。あとから「自分でやりたかったー!(ギャー!)」となる“イヤイヤの地雷”を踏む回数を減らすことができます。⑤時間を置いてみる
子どもが一旦イヤイヤモードに突入すると、大人が何を言っても届かなくなり、万策尽きた…となることもあります。そんな時は、子どもが自分で落ち着くまで待ってみましょう。「落ち着いたらお話しよう」と伝え、別のことを提案したり、場所を変えたりして、子どもの気持ちが切り替わるようにサポートするのも良いでしょう。
⑥共感してくれる人に話す
発達の過程だとわかっていても、度重なる子どものイヤイヤに付き合うのは大変です。同じ悩みを持つ友人と話したり、子育て支援センターや育児相談などを活用したりしながら、一人で抱え込まないようにしましょう。気持ちを受け止めて共感してくれる人に話すと、ママやパパもすっきりしますよ。
イヤイヤ期とはほどよいお付き合いが大切
イヤイヤ期の時期は、1日に何度も子どものイヤイヤと向き合うことになります。
丁寧で子どもに寄り添った声かけが良いと頭では分かっていても、冷静に対応できないことや、落ち着くのを待てないタイミングもあり、感情にまかせて強く叱り過ぎてしまうこともあるでしょう。イヤイヤ期の対応は、スムーズに進むことのほうが少ないもの。ママやパパは十分がんばっています。うまくいかなくても自分を責めず、気持ちが落ち着いたら、ご紹介した対応方法を少しずつ実践してみてください。
そして、完璧を目指しすぎずに、どうしたら息抜きができるか、何をすればストレスをためずに過ごせるかなどの「心地よくいるための努力」も惜しまないようにしてくださいね。
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毎日毎日、24時間体制の育児。
場面に合わせて、少しずつ、色んな方法を試すためにも、引き出しは一つでも多い方がいいですよね。
今回の6つの対応を、ぜひ参考にしてみてください。
そして、何をやってもダメな時はダメなもの。
時には笑い飛ばしてネタにするくらいの気持ちで、柔軟に関わるのがおすすめです。