牛乳アレルギーについてわかりやすく解説

乳幼児期の食物アレルギーの原因として、鶏卵に続いて2番目に多い牛乳(乳)アレルギー。
この記事では、牛乳アレルギーについてわかりやすく解説します。
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牛乳アレルギーは加熱や発酵しても注意が必要!
牛乳アレルギーの原因は、牛乳タンパクの中の「カゼイン」であることが多いです。
カゼインは加熱や発酵してもタンパク質の構造がほとんど変化しないため、アレルギーの起こりやすさは変わりません。牛乳だけでなく、ヨーグルトやチーズなどの加工食品も同じように注意が必要です。
牛乳が使われている代表的な加工食品
牛乳、粉ミルク、ヨーグルト、チーズ、バター、生クリーム、全粉乳、脱脂粉乳、はっ酵乳、パン、パン粉、洋菓子、チョコレート、カレーやシチューのルウ、れん乳、アイスクリーム、調味料の一部 など
医師の指示がない限り除去の必要がないもの
牛肉/乳化剤/乳酸菌/乳酸カルシウム/カカオバターなど
※牛乳とは関係ないため
アレルギー用ミルクの使用は医師の指導のもとで
牛乳アレルギーの赤ちゃんのために、各メーカーからアレルギー対応ミルクが発売されています。
なお、牛乳アレルギーがある子ども全員に、アレルギー用ミルクが必要なわけではありません。牛乳タンパクの完全除去が必要な赤ちゃんの場合に、医師の指導のもと、赤ちゃんに合った種類の粉ミルクを利用しましょう。
参考文献
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_220601_01.pdf (最終閲覧:2025/09/08)
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/allergy//pdf/20203saiji_1.pdf (最終閲覧:2025/09/08)
※子どもの体調不良や症状が現れた際には決して自己判断をせず、かかりつけの医師にご相談ください。