重篤化しやすいので注意!そばアレルギーについてわかりやすく解説

そばアレルギーは、アナフィラキシーを引き起こし、重篤化しやすいことで知られています。 乳児期に発症しがちな卵や牛乳、小麦は、年齢とともに食べられるようになることも多いですが、そばアレルギーは治りにくく、生涯にわたって除去が必要となる人もいます。この記事ではそばアレルギーについてわかりやすく解説します。

公開日 2025.12.08
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そばが原材料、またはそば粉を含む可能性のある食品

麺(日本そば・韓国冷麺等)、菓子類(饅頭・ぼうろ・かりんとう・ケーキ・クレープ等)、そば茶、餅、寒天、雑穀ミックス、こしょう、パン、サラダ、スープなど

そばやそば殻を含む可能性のある生活雑貨

サプリメント(そばポリフェノール)、化粧用パック剤、枕、玉入れの玉、鳥や家畜のえさ、土壌改良材、堆肥など

うどんのつなぎや、打ち粉としてそば粉が利用されていたり、料理や菓子類などにそばが使われたりしている場合もあるので注意しましょう。また、空気中に舞ったそば粉や、“そば殻”の枕のホコリなどを吸い込むことでアレルギー症状が出る場合もあります。

そばと同じ鍋でゆでたものを食べるのもNG

そばアレルゲンは、水に溶けやすく熱に強い性質があります。そのため、そば そのものだけでなく、そばと同じ鍋でゆでた他の麺類を食べた場合も、そばアレルギーを発症する可能性があります。そばを食べないように気を付けていても、「そばは使われていないだろう」という思い込みで、気づかずに体内に入ってしまう可能性も。外食時は、そばを提供している飲食店を避けるなど、特に注意しましょう。

参考文献

日本麺類業団体連合会 / 全国麺類生活衛生同業組合連合会「食物アレルギーの基礎知識-麺類飲食業者のために」(最終閲覧:2025/09/10)
食物アレルギー研究会「そばアレルギー」(最終閲覧:2025/09/10)
みんなのアレルギー情報室「そばアレルギー」(最終閲覧:2025/09/10)
消費者庁 食物アレルギー表示に関する情報(最終閲覧:2025/09/10)
消費者庁「令和3年度食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書」(令和4年3月)(最終閲覧:2025/09/10)
消費者庁「加工食品の食物アレルギー表示ハンドブック(令和5年3月版)」(最終閲覧:2025/09/10)
※子どもの体調不良や症状が現れた際には決して自己判断をせず、かかりつけの医師にご相談ください。
そばをまだ食べたことのない乳幼児や、そばアレルギーのある方は、十分注意しましょう。
(こそだてDAYS編集部)
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