イラスト・ずんこさん

マンガ「出産予定日」

出産予定日とは？

妊娠したら、出産予定日はどのように決まるのかご存じですか？出産予定日は、妊娠40週0日の日付を指し、基本的に次の式にあてはめて割り出します。

出産予定日の割り出し方法

例えば、最終月経開始日が8月4日の場合、出産予定日は280日後（40週0日）の翌年5月10日になります。

出産予定日の他の算出方法

月経不順があったり、排卵が遅れていたりする場合には、上記の式では正しい出産予定日を把握しにくいことがあります。より正確な日程を出すには、産婦人科での診察が必要です。医師が胎児の大きさを測定して、成長具合等を考慮することで出産予定日を確定します。

月経が順調で最終月経が正確に分かっているケース

最終月経初日から280日目が出産予定日です。

月経不順、最終月経が不明なケース

CRL（胎児頭殿長）という、胎児の頭の先からお尻までの長さが、13~43mmの間（概ね妊娠8週0日～11週3日）で診察し、妊娠週数を判断して出産予定日を計算します。

排卵日・受精日が推定できる場合

基礎体温、人工授精、体外受精、胚移植などの情報で推定される受精日から266日目を出産予定日とします。

出産予定日を知る重要性

安心して妊娠生活を送り、出産を迎えるために、出産予定日を知ることは非常に重要です。

定期的に妊婦健診を受けられる

妊娠週数ごとに行なわれる妊婦健診では、妊婦さんの健康状態や、お腹の赤ちゃんの成長をみるために、身体測定や血液検査・血圧測定・尿検査などを実施します。妊娠中はより一層、健康に気をつけなければなりません。特に、貧血や妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などは、お腹の赤ちゃんの発育に影響したり、ママの健康を損なったりすることも。定期的に妊婦健診を受けることで、病気などの可能性に早く気づいたり、早く対応したりすることができます。

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生活習慣を整えられる

母子ともに元気に出産を迎えられるように、妊娠期間中は食生活や運動などの生活習慣の見直しが大切です。具体的な妊娠期間を把握できれば、モチベーションを維持しながら習慣の改善を行うことにもつながります。

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家族の予定を立てやすくなる

出産予定日が分かれば、入院準備や里帰り出産の日程を決めやすい、出産予定日の前後には遠出の用事を避けられる、立ち会い出産に向けてパパの予定が調整しやすいなど、家族の予定を決めやすくなります。また、会社に勤めているママであれば出産予定日を元に、産休や育休の日取りを調整します。

出産予定日に産まれる確率は？

実際に赤ちゃんが出産予定日に産まれる確率はどれくらいなのでしょうか。また、初産婦と経産婦では産まれる時期に差があるのでしょうか。

出産予定日ぴったりに産まれる割合は10％以下

妊娠した女性のうち、約90％の妊婦が出産予定日の前後2週間以内に出産します。そのうち、予定日の前後1週間以内に出産する割合が50％、出産予定日の当日に出産する割合は10％以下といわれています。
このように、出産予定日は妊娠40週0日で計算して決まりますが、一般的には正期産（せいきさん）といわれる妊娠37週0日〜41週6日の間に出産すると考えておくといいでしょう。

産婦人科での妊娠検査受診目安

最終月経日から出産予定日を自分で割り出せたとしても、より正確な出産予定日を確認するために、また正常な妊娠であるかどうかを調べるために、必ず産婦人科で妊娠検査を受けましょう。

まとめ

出産予定日がわかると、赤ちゃんと一緒に過ごす生活をぐっと身近に感じられますよね。また、正しい妊娠週数に定期的に妊婦健診を受けるためにも、正確な出産予定日を知ることは大切です。妊娠したかもしれないと思ったら、出産予定日を自己判断せず、必ず医療機関を受診して正確な出産予定日を調べるようにしましょう。