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さやさん・30代前半
お子さん
長女6歳、次女4歳、長男1歳
今回のお悩み

どうせできないと拗ねてしまう子

6歳の長女が、以前から少しでもできないことがあると癇癪を起こし「できない!もうやめた!」と拗ねて(すねて)しまいます(例えば字がうまく書けない、ピアノが上手に弾けないなど)。そんなとき「こうしたらいいんじゃない?」「こうすればできるようになるよ!」と伝えるのですが「どうせできないもん」と不機嫌になります。今年小学生になり、ますます“できない壁”にブチ当たるのに、どう対処していけばいいのかわかりません。私自身、普段からイライラしがちで、厳しくしてしまうこともあるのですが、なかなか直すことができずにいます。親子ともにどうすれば穏やかに笑顔で過ごせるのか、悩んでいます。

2019.07.10
Q
どうせできないもん!とすぐに拗ねてしまう子には、どう対応したらよいのでしょうか?
A
「できないこと」ではなく「すでにできていること」を伝えて、子どもの“できるチカラ”を信じましょう。

お子さんが、何か自分にできないことがあった時に癇癪を起こし、アドバイスをしても「どうせできないもん」と拗ねてしまうとのお話ですね。きっとお子さん自身が、うまくできない自分にいらだっているのでしょう。自分の中に理想とするイメージはあるけれど、自分の技量がそれに追いついていなくて、現実とのギャップに苦しんでいるのだと思います。

また、「どうせできない」を口にする子の中には、本気でやってみてできなかった時に、周りから非難されないよう、自分が傷つかないようにと、予防線を張ろうという気持ちを持った子もいます。
どちらにしても、周りの大人からの日々の声かけで、お子さんの不安を少しずつ軽くしてあげることができるはずです。

どうせできないと拗ねてしまう子の対応その①
親自身も、子どもの「できないこと」ではなく、「できること」に焦点を当てて、前向きな声掛けを習慣づけよう!

ひとつ気になったのは、相談者さんの「小学生になり、ますますできない壁にぶち当たるのに」という言葉です。
今までよりもさらにたくさんのことをしなければならない小学校に入学したお子さんのことを心配されていらっしゃるのだと思うのですが、相談者さんの中に「娘はできない壁にぶち当たる前提」があり、きっとその「できない前提」の無意識が、普段のやり取りの中でお子さんに伝わっている可能性があります。

親はつい心配が先に立ち、小学校入学などを前にすると「小学校にいったらこれもあれもできないと困るよ」そんなふうに言ってしまいがちです。
でも、このように恐怖を刺激するような(脅かすような)声かけは、子どもを萎縮させてしまいますし、小学校生活への不安ばかりが大きくなり、未来が来ることが怖くなってしまいます。それが時に行きたくない、やりたくない、の気持ちにつながってしまうことも。

「みんなはこれくらいできるんだよ」
「できないと大変」

という不安を煽る応援ではなく

「小学生になったらあんなこともこんなこともできるようになるんだよ」
「きっと、もっともっとできることが増えるね」

と伝えた方が、未来がキラキラして見えるはずです。

できないことを数えて自信をなくしてしまわないように、「あんなことも、こんなことも、あなたはできるようになったじゃない。もう十分いろんなことができているよ」と、“もうできている”ことを伝えてあげてください。

子どもが自ら「やってみよう」「わくわくする」そんなふうに物事に前向きに取り組んでくれるようになったら、親も嬉しいですよね。

どうせできないと拗ねてしまう子の対応その②
煮詰まっている時は無理にやらず休憩し、子どもに気持ちを休ませる方法を教えてあげよう!

それから、もしうまくできない自分に苛立ってしまっているようなら、休憩するという選択肢があることを教えてあげてください。

「わかった。できなくて気持ちがイガイガしている時はなかなか気持ちよくできないから、今は少し休憩したら?」
「またやってみようって気持ちになったらやってごらん。大丈夫。その時はきっとうまくいくよ」

と、いったん時間をおくことを勧めてあげてください。
大人もそうであるように、煮詰まっている時に無理やりやってもいい結果は生まれにくいものです。そんな時は少しのんびりして、

「また気持ちが元気になったらやってみよう、今できないからってそれがすべてではないし、できないあなたが悪いわけじゃない。頑張る元気が今売り切れているだけだから、休めば元に戻る。だから大丈夫だよ。」

そんなふうに「できない」と口にする子に、気持ちを休ませる方法を教えてあげてください。

お家での声のかけ方やお子さんへの見守り方を変えるだけで、お子さんの気持ちに変化が起こるはずです。
子どもは家以外でも、保育園や幼稚園という小さな社会の中でたくさんの経験をします。忘れてはならないのは、その中で時に挫折をし、劣等感を抱き、自信をなくしてしまう瞬間をたくさん経験しているということです。

日々の集団生活の中で「私はあの子みたいにこれが上手にできない」「給食食べ終わるのがいちばん最後だった」と、親には見えない子どもだけの傷を抱えています。
「どうせできない」を口にする子に、やる気がないわけでも、根気がないわけでもないのです。

もうすでにたくさんのことができていることを伝えること。
上手に息抜きすること。

そして、「だいじょうぶ。あなたはなんでもできる。だってあなたはママとパパの子だもの。自分ならできるって信じるんだよ。諦めないで何度も練習したらぜったいできるようになるよ」と、親が強く子どもを信じること。

親が子どもに対して「あれできない、これできない」と枠を設定したり、限界を見限ってしまうのではなく、「あなたは何にだってなれるし、何だってできるんだよ」という絶対的な肯定をしてあげることが大切です。

まずは親自身が自分の意識を変え、子どもへの意識を変えていくことから。
そうした意識で生まれる言葉は、子どもの中に幾重にも積み重なり、いつか揺るぎない自信をその心に芽吹かせるはずです。

LICOママさん

子どもの「できない!」の言葉の裏には「できるようになりたい」がある。親はつい子どもの言葉をそのまま鵜呑みにしてしまいがちですが、子どもの本当気持ちは、まさに“そこ”にあるんですよね。また、親の心配や不安は、想像以上に子どもに伝わりやすいものです。「もしかしたらできないかもしれない……」という前提で子どもに接してしまうと、本当はできることもできなくなってしまうかもしれません。まずは「すでに子どもができていることに目を向けること」そして「子どもの可能性を信じ、伝えること」。LICOさんからのメッセージを胸に、今日からの子育てでぜひ意識して過ごしてみてくださいね。きっとこれからの子育てが、より明るく、楽しいほうへ導かれていくはずですよ!


2019年1月からスタートした、こそだてDAYSの特別連載「教えてLICOさん」は、今回をもちまして最終回を迎えることになりました。読者の皆さまから多数の相談投稿や反響をいただきまして、誠にありがとうございました。掲載の都合上、すべてのご相談にお答えすることはできませんでしたが、今後も皆さまのお役に立てるよう、新たなコンテンツを企画検討しております。どうぞご期待ください!


また、LICOさんご自身の活動として、子育てセミナーや講演会なども実施されているようですので、ぜひLICOさんのブログやインスタグラムでのお知らせをチェックしてみてくださいね♪



■LICOオフィシャルブログ(子どもの心が穏やかに育つ魔法の育児法)
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■Instagram (@licomamachan)
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(こそだてDAYSママスタッフ)
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LICO(リコ)
作家/子育てアドバイザー
「子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法」のタイトルで40,000 人以上の読者を持つ、京都在住アメーバオフィシャルママブロガー。 「子育てを大変だと感じる本当の理由」「夜泣きするきみへ」「ママの毎日」などの記事が爆発的な人気となり、シェアがネット上で120 万を超えるなど、その等身大の育児観は圧倒的な共感を呼ぶことに。 2017年8月現在、6 歳の娘、4 歳、2 歳の息子を育てながら、講演活動、育児雑誌や育児サイトなどへの記事連載など幅広く活動している。
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