色とりどりなママの感情をマンガで紹介。こそだてDAYS
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「子どもに何度言っても伝わらないからつい怒ってしまう」ことは、多くのママが経験したことがあると思います。でも、それってもしかしたらママが伝えた“つもり”になっていて、実は伝わっていないかも……?嶋津さんが子どもの時のエピソードを伺いました。

2017.10.10
第4回

伝わらない言葉は切れない包丁と同じ

嶋津
僕は小学生の頃、部屋でおもちゃを散らかしては、親からたびたび「片付けなさいって言ってるでしょ!」「自分の出したものくらい片付けなさい!」って怒られていました。でも、自分の中では「ちゃんと片付けてるのに、なんで怒られなくちゃいけないんだろう?」って感じていました。
嶋津
ある日、母と一緒に片付ける機会があって、母が僕に「いい、ヨシノリ、この本棚に本があるよね。本を出したとするよね。その出したものを元に戻せば、部屋って散らからないんだよ」って言われたことがあるんです。
嶋津
その時に「なるほど!」と思いました。「そうやれば部屋は散らからないんだ!」と気がつき、片付け方を覚えたのです。
嶋津
もちろん、そのうちにまた散らかってはくるんですけど、またきれいに片付けることができる。あの時、母の具体的なアドバイスがあったからです。
LICO
たしかに、こちらが伝えているつもりでも、子どもには伝わっていないことって、結構あると思いますね。
嶋津
典型が「いい加減にしなさい」ですよ。子どもにしてみたら「いい加減ってどんな加減なのかな?」って思っちゃう。
LICO
わかります!他には「ちゃんとしなさい」とかですよね。「ちゃんと」って何?って感じですよね(^^;
嶋津
よく考えてみれば、そんなの大人だってわからない。人によって「ちゃんと」って違うじゃないですか。
LICO
そうですよね、大人はなんとなく空気を読んで「こんなところかな」っていうのを想像できますけど、子どもはそこまでわからないですもんね。だからこそ、伝わるような言い方に変えてあげることが大切ですよね。
嶋津
これもよくセミナーで話すことなんですけど、「言葉を何のために使うのか」と問いかけることがあるんです。もし相手に何かしてほしいのだとすると、言葉は自分の望む行動を相手から引き出すための道具になります。
嶋津
たとえば包丁の切れ味が悪いときは、包丁を研ぐか、切れる包丁に取り替えます。そうすると、スパッと切れるようになりますよね。
嶋津
それと一緒で、子どもになかなか伝わらない、自分の思ったような行動が子どもから引き出せないっていうことは、要するに道具である言葉が悪いということなんです。
嶋津
子どもから引き出したい行動が何なのかを明確にして、その行動を引き出すために、切れ味のいい言葉を見つけてしっかり使うこと。それでまた切れなければ、どんどん道具を変えていけばいい。つまり、言葉、言い方、伝え方、そして環境を変えることです。道具を徹底的に変えていけば、どこかでスパーンと切れる瞬間が必ずあります。
LICO
とってもわかりやすいです!お子さんの性格や特性によって伝え方っていろいろあると思うので、その子にあったやり方を試行錯誤することが大切ですよね。
嶋津
うまくいかないことの矢印を子どもに向けてしまうと「子どもが悪い」となってしまうんですよね。責任感が強かったりまじめだったりするママの中には「私が悪い」とか「私がもっとちゃんとしなきゃ」と思ってしまう方も。そうすると、今度はママ自体が疲れちゃいます。
嶋津
大切なことは、この矢印をその「こと」に向けて、解決していくための道具を探してくる。決してママが悪いわけでもなく、子どもが悪いわけでもなく、道具が悪いんだ、その「こと」が悪いんだと考えると、工夫できると思うんですよね。
LICO
道具が悪いと気づくことって大事ですよね。うまくいかないんだけれど、ほかの方法を知らなくて、その方法でやり続けてしまっている方が多いなぁと、私も読者の方と話していて感じることがあります。
嶋津
切れない道具を使い続けているわけですね。
LICO
そうなんです。子どものことを怒りたくないのに、怒ってしまう自分を責めてしまったりして。
嶋津
それはつらいですよね。
LICO
そうなると本当に悪循環というか、誰も悪くないのに、苦しくなってしまいます。ですので、たとえば伝えたいことが「走っちゃダメ!」だったら、1、2歳の子には「ペンギンみたいに歩いてね」や「はい、よちよちよちよち」と言って、一緒に歩いたりしています。
LICO
もし3、4歳くらいの男の子だったら、忍者とかヒーローとかが好きなので「敵が隠れているから、静かに見つからないように歩こう!」とか。そんなふうに子どもが好みそうなフレーズやキャラクターを盛り込んであげると楽しく伝わるので、我が家ではよくやっていますね。遊び要素を含ませています。
嶋津
面白いですね!子どもはそのほうがより理解しやすいですしね。
LICO
そうですね。やりたいなと思わせることが大事だと思うので「こうしなさい!」ではなくて、子どもが自らそれをやりたいと思えるような楽しい声かけにしたいなと思っています!
インタビュアー:吉満明子(株式会社センジュ出版)
撮影:大崎聡(株式会社Shin irai)
相手の年齢や理解度に合わせて適切な言葉を選択して伝える、大切なことですね!例えもとってもわかりやすかったので、ぜひ皆さんも実践してみてくださいね。
(こそだてDAYSママスタッフ)
嶋津良智
アンガーマネジメントアドバイザー
日本リーダーズ学会代表理事、上司学のプロフェッショナルとして、今メディアでも大注目の“感情&行動コントロール” メソッド。 『イラオコダイエット』の開発者。国内、海外で講演・企業研修・コンサルティングをおこない、メディアにも多数出演。 多くの子育て中のママからイライラを救っている。 シリーズ100 万部のベストセラー『怒らない技術』をはじめ『子どもが変わる 怒らない子育て』(フォレスト出版)、 『7 日間イラオコダイエット』(EVO 出版)など、著書累計は26 冊で140 万部を超える。
ハピニコマスター★ヨンヨンの
7 日間イラオコダイエット
¥999(税込み)
「イラオコは減らせる! 」を合言葉に、感情のコントロール自分の「イラオコ」との向き合い方を楽しくレクチャー。 今までの本では普通のママには理解が難しかった怒らない技術を、誰でも簡単にチャレンジできるようにし、日本の育児をもっと楽しく、ラクにしていきます!
LICO(リコ)
作家/子育てアドバイザー
「子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法」のタイトルで40,000 人以上の読者を持つ、京都在住アメーバオフィシャルママブロガー。 「子育てを大変だと感じる本当の理由」「夜泣きするきみへ」「ママの毎日」などの記事が爆発的な人気となり、シェアがネット上で120 万を超えるなど、その等身大の育児観は圧倒的な共感を呼ぶことに。 2017年8月現在、6 歳の娘、4 歳、2 歳の息子を育てながら、講演活動、育児雑誌や育児サイトなどへの記事連載など幅広く活動している。
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